安定器の表面を拭き取った試料のPCB分析のご依頼をいただきました。
高濃度PCBが使用されている安定器のうち、外付け型のものは本体とコンデンサ部を切り離すことができます。
切り取ったコンデンサは高濃度処理に回しますが、本体部分は表面を拭き取り、高濃度の汚染が無いかをチェックします。
100㎠あたり1mg(1mg/100㎠)を超えるPCBが付着していたら高濃度汚染物になります。
それ以下の場合は低濃度汚染物として処理できます。
それとは別にコンデンサが内部に封じ込められている安定器は、取り出すことができないので、本体と共に高濃度汚染物として処理に出します。
安定器は解体することが通常禁じられておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。
実は外付け型・内蔵型ともに安定器の表面にはPCBが付着している場合が多いので、安定器は素手で触れないようにし、もし触れる場合はビニール手袋やゴム手袋を着けるようにしてください。
弊社では、安定器や保管容器等のPCB拭き取り試験を行っております。
ご自身で採取が難しい場合は弊社社員が採取を行うことも可能ですので、お問合せくださいませ。