アスファルト切断汚濁排水の成分検査

 アスファルト切断時の排水は、水質汚濁防止の観点から、産業廃棄物として適正に処理する必要があります。

要点は以下のとおりです。

  • 排水は、排水吸引機能を有する切断機械等により回収する。
  • 回収した排水は、産業廃棄物の汚泥として、中間処理施設に運搬及び処理する。


具体的な処理方法は以下のとおりです。

  • 全量処理
      排水をそのまま産業廃棄物として最終処分場に運搬・処分する方法です。

  • 中間処理
      排水から切削粉をろ過・脱水し、汚泥として産業廃棄物として最終処分場に運搬・処分する方法です。中間処理を行うことで、排水量を削減し、運搬・処分コストを抑えることができます。


排水の処理に関する注意点は以下のとおりです。

  • 排水は、できるだけ早く回収する。
  • 排水を運搬する際には、産業廃棄物運搬車両の表示とマニフェストの携行を忘れずに。


 アスファルト切断作業を行う際には、排水の処理に関する法令を遵守し、適正な処理を行うようにします。

 アスファルト切断汚濁水にはヒ素や鉛等の有害な金属成分が含まれている場合があります。今回、産業廃棄物処理基準に適合しているかどうかの金属成分の検査依頼をいただきました。検査結果は「適合」でした。

 

 

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