フィルムの物性:可視光透過率とヘーズ値の測定

 透明のフィルム[A]と摺りが入ったフィルム[B]の可視光線透過率とヘーズを測定しました。

 写真の左のフィルムAはパソコンの画面が見えますが、フィルムBは曇ってよく見えません。(下記写真参照)

 可視光線透過率とヘーズ値は以下の様になりました。

試料名 可視光線透過率 ヘーズ値
フィルムA(透明) 89.5% 5.9%
フィルムB(摺り) 89.5% 44.2%

※可視光線透過率の測定波長は380~780nmの平均値

 

 結果は、可視光線透過率は同じ測定値でしたが、ヘーズ値は全く異なっていました。

 フィルムAの方がフィルムBと比べて曇り具合(濁り具合)が低いことがわかります。

 ヘーズは曇り度もしくは濁り度と言われ、透明材料の曇り(濁り)具合を確認するのに有効です。

 弊社ではフィルムや紙、生地等の固体物やクリーム製品の透過率測定を行っておりますので、測定の際はお問合せくださいませ。

 

 

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