有害化学物質が付いた恐れの作業着など入ったドラム缶、大雨で浸水し流出 京都・桂川

 京都府南丹市八木町の桂川に架かる大堰橋側道橋の塗り替え工事現場で8日、有害化学物質のPCBが微量付着している恐れがある作業着や少量の灯油などが入ったドラム缶7本が流出した。前日からの大雨で河川敷にある工事現場が浸水し、流されたとみられる。

 工事は府が発注し、東京都の建設会社が右岸河川敷で行っていた。作業着はPCBを含む古い塗装の除去作業で着用し、使用後はドラム缶(約200リットル)内で保管していた。8日午前6時半ごろ、作業着入り3本、灯油入り1本、空の3本がなくなっていることに業者が気付いた。

 府や業者が捜索し、同日午前に亀岡市内の桂川で空の2本を回収したが、残りは発見できておらず、9日以降も探す。PCBは付着していても微量とみられ、健康被害の可能性は低いという。

2023年5月8日 京都新聞より

 

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