変圧器絶縁油分析のご依頼をいただきました。
今回は、ガス分析、フルフラール分析、性状特性4項目(体積抵抗率・全酸価・体積抵抗率・水分)です。
絶縁油ガス分析は、使用続けていると、変圧器の内部からたくさんのガスが絶縁油に溶解してきます。メタンやエタン等の9種類のガスの分析行い、その濃度のから状態を判定する方法です。
下記は各ガスの発生とその要因と言われる現象をまとめた表です。
| ガスの種類 | 発生要因 | ||
| 分析対象ガス | 酸素(O2) | 空気の侵入 | |
| 窒素(N2) | |||
| 二酸化炭素(CO2) | 絶縁紙の熱分解 | ||
| 可燃性ガス | 一酸化炭素(CO) | ||
| メタン(CH4) | 絶縁油の低温過熱 | ||
| エタン(C2H6) | |||
| エチレン(C2H4) | 絶縁油の中高温過熱 | ||
| アセチレン(C2H2) | 放電等の電気的異常,高温熱分解 | ||
| 水素(H2) | 絶縁油の放電,熱分解 |

参考ページ
変圧器劣化診断