管理施設、総点検結果…44台も

PCB特別措置法で厳重管理が求められているPCB電気機器を北見市が放置していた問題で、市の管理施設の総点検結果がまとまった。18年の調査時点で把握漏れだったPCB電気機器は44台にも及び、疑わしい電気機器を含め全体の2割に達した。把握漏れだった施設担当者の大半の理由は「失念していた」だった。

理由の大半が「失念」

総務部総務課によると、PCBトランスなどの未把握の電気機器が見つかったのは北見フラワーパラダイス4台、北見地区消防組合消防署3台、やすらぎ苑5台、若松スキー場8台、北見ファミリーランド1台、留辺蘂小学校1台、留辺蘂八方台スキー場3台、旧市廃棄物処理場9台、市端野の終末処理場9台。

このうち旧市廃棄物処理場と終末処理場の18台はPCB濃度が法規制の基準値以下だったことが分かったが「把握漏れ」という事態を招いた責任は重い。

 一方、8年前から市の管理施設となったフラワーパラダイスには高圧トランス4台が放置されていた。施設がオープンした昭和48年当時に大型遊具施設があり、その電気供給のため設置されていたが、設置場所が林の中の木製電柱の上で平成18年当時の点検では発見できなかったという。

 だが、製造年から見てPCB入りの可能性が高く、すでに市大和にあるPCB保管庫に移動済みという。市公園緑地課は「遊具施設は相当以前に撤去され、その資料や痕跡すらなく、今回の目視調査で発見できた」という。

 269台という市全体のPCB保管管理者で調査結果をまとめた総務課は「もし、把握されずに処理された場合、PCBを含んだ油の流出、土壌汚染などの大きな社会問題を引き起こす可能性がある。今回、各課でミスはあったものの、新たに把握できたことの意義は大きい」と話している。(澄)

平成26年7月22日 伝書鳩より)