静岡県教委は二十八日、富士宮東高校(富士宮市)で使用していた蛍光灯の照明器具五十二台に、人体に有害なポリ塩化ビフェニール(PCB)が使われていたと発表した。県教委は二〇〇四年に県立のすべての教育関係施設でPCB使用器具の交換を終えたと発表していた。調査に漏れがあったとみられ、再調査する。

 県教委によると、八月二十七日に職員が調理室蛍光灯の安定器から液漏れしているのを発見。専門機関の分析で液からPCBを検出した。校内を点検した結果、教室や図書室などの蛍光灯でもPCBを含む安定器が使われているのが分かり、安定器をすべて撤去し校内で施錠して保管している。液に触れた生徒や職員はおらず、健康上の問題はない。

 PCBを使用した安定器は一九五七~七二年に製造され、七六年までに建設された学校やビル、工場などの照明器具に使われている可能性がある。県内の教育施設ではこれまでの調査で一万八千六百十台が見つかり、各施設で厳重に保管され今後の処理を待っている。

平成27年9月29日 中日新聞より