宮崎市青島の旧橘ホテル跡地の倉庫内に残る有害物質・ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物の運搬処理が22日、始まった。7月14日までに全てを北九州市の処理施設に移す予定。

 市青島地域センターによると、高濃度のコンデンサー8基と安定器11缶、低濃度のトランス7基や汚染油などがある。処理費用約8780万円のうち、地権者の特別地方公共団体「折生迫財産区」が国の助成を除く約960万円を負担する。

 再開発事業から撤退したブルーアイランドリゾート社(宮崎市)は、倉庫内のPCBを撤去・処理して跡地を明け渡すとして、財産区との和解が成立していたが、昨年11月に宮崎地裁から破産手続きの開始決定を受けた。財産区に処理費用の負担を申し入れ、財産区は地域の安全や跡地の有効活用などを考慮し拠出を決めた。

 地域住民からは「海の近くにあり、津波が来たときに周辺が汚染されないか不安だ」などと不安の声が上がっていたという。処理は今年度中に完了する見通し。

平成27年6月23日 YOMIURI ONLINEより