和歌山市の浄水場の解体工事で、PCB・ポリ塩化ビフェニルを含むコンデンサを誤って廃棄処分したとして、和歌山市はきょう(8/20)、担当した技術職員ら3人を懲戒の戒告処分としました。

PCBは、人体に蓄積されると、発ガンや皮膚障害などの恐れがあるため国が特別措置法で管理していますが、和歌山市は、高熱で処理したため環境への影響はないとしています。

和歌山市によりますと、戒告の懲戒処分を受けた和歌山市水道局の42歳の技術主査は、平成25年度に行われた和歌山市福島の浄水場解体工事で、PCBが含まれ、特別管理産業廃棄物として保管する必要のあった2台を、PCBの含まれていないコンデンサとして誤って廃棄処分リストに記載しました。

このため和歌山市水道局は、2台のコンデンサを一般廃棄物として業者に委託して処分しました。

和歌山市は、廃棄処分されたコンデンサのPCBの濃度はいずれもわずかで、1000度以上の高温で処理されたため、「環境に影響はないものと考えられる」としています。しかし和歌山市は、PCB被害に対する認識が甘く、不注意で誤った廃棄処分をしたとして、42歳の技術主査と、特別管理産業廃棄物の管理責任者である水道局の49歳の班長、それに水道局の57歳の所長のあわせて3人を、懲戒の戒告処分としました。また、和歌山市は、技術主査の直接の所属長を訓告処分としました。

記者会見した和歌山市水道局・企画建設課の和田安弘(わだ・やすひろ)課長は、「PCB廃棄物の保管状況の確認を徹底するとともに、廃棄処分の手順などを徹底し、再発防止につとめていく」と話しました。

平成26年8月20日 和歌山放送ニュースより