政府は1日、学校や工場の蛍光灯などに含まれる有害な高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)を2024年3月末までに全廃させる特別措置法改正案を閣議決定した。既に製造や新たな使用は禁止されているが、現在使用中のPCB機器についても、無害化と廃棄を義務付ける。今国会での成立を目指す。

 PCBは1968年に起きたカネミ油症事件で大規模な健康被害をもたらした。改正案は5000PPM(PPMは100万分の1)を超える高濃度PCBを含む機器を自治体に報告させる。処理の過程で都道府県の命令に従わない場合、事業者に対し3年以下の懲役か1000万円以下の罰金を科すことができる。

平成28年3月1日 日本経済新聞より