松阪漁協 PCB廃棄物を紛失 変圧器1台、交換後不明に 三重

三重県は16日、松阪漁業協同組合(松阪市)が有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)を低濃度含む廃棄物の変圧器1台が不明になったとして、県条例に基づく紛失届を15日付で提出したと発表した

県の産業廃棄物の適正な処置推進に関する条例は、県内で事業活動に伴うPCB廃棄物の紛失時には、保管する事業者が状況を調査し、紛失したPCBを回収するよう定めている。

県によると、組合は水槽を管理する受電設備で変圧器2台を保管。うち1台を平成21年11月30日に交換した際、変圧器を県の許可施設などで処理せず、交換作業をした電気工事業者に引き取られて行方が分からなくなった。

県が昨年10月4日にもう1台の変圧器の処理状況を確認するため立ち入り検査したところ、紛失が判明。組合は変圧器にPCBが含まれていると認識していなかった。なくなった変圧器の油には1キロ当たり0・8ミリのPCBが含まれていた。

県は組合に対し、なくなった変圧器の行方をたどり、使用された場所を調査するよう指導。再発防止策を講じることを求めている。

 
平成31年1月17日 伊勢新聞より

 

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